ブレスレットやストラップなど、パワーストーンや天然石のアクセサリーを利用する人、それを売るショップが多くなっています。
外国土産や日本国内でも「○○山で採れた石」などと銘打った天然石のお守りやアクセサリーはたくさんあり、つい原産地のものを手にすると嬉しくなってしまうものです。
それはなぜかというと、その地で採れたものにはその土地の精霊や神様が宿っていたり、スピリチュアルな効果がなんとなく期待できるような気がしたりするからです。
しかし、それは天然のものだからこそ言える効果とされています。
母なる大地の産物だからこそ、スピリチュアルな効果を期待し、身につけたいのです。
それがもしも、偽物だったらその失望たるや惨憺たるものでしょう。
自分のもつパワーストーンが果たして本物であるか、偽物だったとしたらどのような作られ方をしているものなのかを知ることは、天然石の自然のパワーを正しく知ることにつながります。
この記事でわかること
- 天然石における「本物と偽物」の曖昧なボーダーライン:専門家の間でも意見が分かれる、天然の素材に人の手を加える「加工」の真実を紐解きます。
- 知っておきたい「天然石に施される3つの主な加工法」:熱や放射線による着色、粉を練り固める成形、魅力を高めるコーティングの仕組みと違いが分かります。
- ショップの会話で見抜く!粗悪品を避けるための自衛策:知識不足な店員の見分け方や、「トパーズ」と「シトリン」の混同など、購入前に気づくべきチェックポイントを伝授。
- 安心して願いを託せる「運命のパワーストーン」との出会い方:真贋の不安(ストレス)をゼロにし、あなたが心から気持ちよく身につけられる本物の石を選ぶためのマインドセット。
パワーストーンの成り立ち方と「作り方」
天然石のパワーは自然界のパワーと言われ地球の鉱物であるパワーストーンは秘められたパワーを持ち、身につけることでそのエネルギーを自分のものにして、願いを叶えたり、能力を底上げしたりする力があるとされています。
良い石を身につけていると温かい気持ちになったり、力づけられたりすることもあると言われます。
そんなパワーストーンですが、中には天然のものではない、いわゆる「偽物」が売られたりしており、どんな石を選ぶかの前に、この石は本物か?と疑いを持ったりしてしまうこともあります。
本物か偽物かを論じる前に、その成り立ちと本物と偽物のボーダーラインを何処に置くべきかを考えておく必要があります。
石がどのように生成されるのかを知り、どの程度までの加工や人の手を加えることが偽物に当たるかを考えることで、自分の中の本物と偽物の線引きができるようになります。
天然石の真贋のボーダーラインというのは、実は専門家やショップの中でも結構あいまいなものなのです。
鉱物の多くは長い年月を地中や水中などで過ごし、地球の温度や堆積物による圧力、太陽光などによる変化によってゆっくりと生成されます。
地球の歴史と自然の起こしたさまざまな変化によって誕生したものです。
例えばパワーストーンの中でもメジャーな水晶ですが、石英という鉱物でこれは地下のマグマによって作られます。
アメジストはさらに、それに天然放射線が加わります。
ちょっとした生成の過程での変化によって同じ構成要素であっても全く違う石になったりするのです。
偽物の天然石というのは、これらの天然石を加工したものや人の手によって自然の成分ではないものから作られたものを言います。
しかし、全くの人工物はともかく、天然石を加工したものについてはどこまでを偽物とするかについては議論が分かれるところです。
天然石に太陽や天然放射線の代わりに機械で熱や光などを加えたらどうなのか、形状や色を強化すべく充填物やコーティングを施したらどうなのかという問題です。
前者は素材は天然物ですし、後者のコーティングも商品化のための研磨などの加工と大差あるまいとする人もいます。
つまり、それを手に取る人の考え方によって本物とも偽物ともなることがあることも否めません。
このパワーストーン、本物?偽物?
水晶を例に挙げましたが、パワーストーンや天然石にはさまざまな加工がなされている場合があります。
天然石の加工の例を挙げると大きく3つに分かれます。
◆ 色を変える加工
熱や放射線を当てて、色を変えます。
クオーツはたくさん種類がありますが、水晶にこうした加工をして人工的な着色をすることによって作られている場合があります。
素材は天然ながら、色が変わることで本来の石と効果やいわれが違ってとられてしまう場合もありますが、石としては本物として扱っている場合がほとんどです。
◆ 形を整える、大きくする加工
質の悪い石や小さい欠片を粉にしてそれを練って固めたり、ヒビを充填物で埋めたりする加工です。
形だけでなく違う素材が入ることがあるため、パワーストーンとしては抵抗感のある人が多いタイプの加工です。
◆ コーティング
金属などの違う成分で薄く石の周りを覆う加工。
本来の石の成分も形もそのままなので、本物として分類しても抵抗がありません。
どこまでの加工を認めるかはその人の感性による部分が多くなります。
石だけではなく、金やシルバーにもスピリチュアルな効果があると言われますが、これら金属は天然のままでは身につけにくく、金に関してはアクセサリーにするためにはかなりの割合で他の素材を混ぜています。
純度が高いものが良いのは当然ですが、身につけやすくする必要最低限の加工に関しては意見が分かれるところです。
偽物パワーストーンのよくある話
自分の中で認められる範疇、許せない加工法が選べたら、それを選ぶ目が必要です。
知らないことは何を持っても効果を信じられるという意味では幸せかもしれませんが、自分で本物を見つけるチャンスを失います。
偽物のパワーストーンにまつわる失敗談や逸話、笑える話なども多く見られますが、自分の身に起きたら悔しくて笑うどころではないはずです。
「これは天然ですか?」の質問に答える店員が、知識不足だったり石に加工がしてある場合には、粗悪品であったり、天然石を粉にして固めたものであっても「天然」という言葉で一括りにしてあいまいにyesの返事をされることもあります。
また、シトリントパーズを「トパーズ」と言っているジュエリーショップも多くありますが、これは本来全く違う石で価格も天と地ほど違います。
こうしたショップ店員との会話からでも自分に知識さえあれば、自分が求めているものかそうではないかを見分けるヒントを得られるはずです。
パワーストーンは自分が持っていて安心できたり、気持ちよく過ごしたりするためのものでしょう。
なのに、本物と偽物の違いが分からないために不安を抱えるのでは本末転倒。
安心して願いを委ねられる石と出会うためには自分自身の知識も磨かなくてはいけません。
Q&A
Q1. 完全に人工で作られたガラスやプラスチックの偽物と、本物の天然石を見分ける簡単な方法はありますか?
A1. 最も分かりやすいのは「触れたときの温度(熱伝導率)」と、光に透かした際の「内包物(インクルージョン)の有無」です。 天然石は熱を逃がしやすいため、ガラスやプラスチックに比べて手にした瞬間に「ひんやりとした冷たさ」を強く感じます。また、安価な人工物の多くは内部が完全に均一で気泡が入っていることがありますが、大自然が何億年もかけて育んだ天然石には、目に見えないほどの微細なクラック(ひび)や他の鉱物の結晶(内包物)が不規則に含まれているのが自然な姿です。ただし、近年は非常に精巧な人工物も流通しているため、最も確実なのは鑑別技術と実績を持った信頼できる専門店で購入することです。
Q2. 記事にある「色の変化」や「コーティング」といった加工が施された石は、パワーストーンとしての効果はなくなってしまうのでしょうか?
A2. 素材自体が天然のものであればエネルギーは宿っていますが、どのような加工かによって「意味合い」や「受け取る側の納得感」が変わります。 例えば、天然の水晶に熱を加える加工などは、自然界で起こるマグマの熱変化をテクノロジーで再現したものであり、素材そのものは大地の産物であるため本物として流通しています。しかし、質の悪い石を粉末にしてプラスチック樹脂などで「練り固めた石」などは、他の成分が混ざるためパワーストーンとしての純粋な波動を期待するのは難しくなります。加工が悪いわけではなく、ショップがその加工内容を「開示しているか」、そしてあなたがそれを「心地よく受け入れられるか」という納得感が、お守りとしての効果を最大化する鍵となります。
Q3. お店で「これは本物の天然石ですか?」と聞いたとき、どのような返答をするショップなら信頼できますか?
A3. メリットだけでなく、鉱物としての特性や加工の有無、個体差による違いを「誠実に隠さず説明してくれるショップ」は極めて信頼度が高いです。 知識が浅いショップや売り売りの店員は、一括りに「天然です」とだけ答え、充填処理や人工的な着色があることを隠したり、そもそも知らなかったりすることがあります。プロとして信頼できるショップは、「こちらは天然のクォーツに輝きを高めるコーティングを施したものです」「天然石のため一つひとつ色味や内包物が異なります」といった詳細な情報をクリアに開示してくれます。こうした誠実な姿勢を持つ専門店を選ぶことこそが、偽物を掴まされない最大の防衛策です。













