手作りパワーストーンブレスレットを作ろう!/ゴムの結び方&石の選び方を伝授します
パワーストーンは専門店も多数あり、種類も豊富なことから、自分で作ることには手が出しにくい、という方も多いですね。
ですが、ハンドメイドや手作り小物がお好きな方には、とても楽しい作業となるはずです。
ここでは、シリコンゴムやオペロンゴム等を使用し、パワーストーンブレスレットを作る際に必要な石の選び方、ゴムの結び方などをご紹介します。一度作り方を覚えてしまえば、専門店で購入したブレスレットのメンテナンスを自分でできるようにもなりますので、安心かつ経済的です。
ブレスレットとして石を身に付けることがお好きな方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
石を選ぶ
まず最初のステップは、石を選ぶことです。意味や相性などは、必要のないものを自分が選ぶことはない、という自信のもと、澄んだ心でお好きな石を選びましょう。自分と石の力を信じ、出会いを楽しんでください。
ブレスレットを作成してくれる店舗で選ぶときと異なり、注意する点は、ゴムを通せる穴、始末を自分でできるだけの大きさの穴がビーズに空いているかをみることです。
市販のパワーストーンビーズの中には、ゴム仕様の目的ではなく、ワイヤーやチェーンなど、ごく細いのもののための穴しか開いていないものもあります。金属を使用して作成する目的がない場合、この点にとくに注意して選びましょう。
店舗に買い物に行く場合、自分が使用する予定のゴムを持って行き、確認すると良いでしょう。不安な場合、店員さんに確認をすれば対応してくれるはずです。通販等でも同様に、ビーズ穴をきちんと確認してから買うことをおすすめします。
サイズを測る
手首をメジャーで測る、もしくはひもや細長い紙を腕に巻きつけ、それを定規で測ります。
測ったものが内寸となりますので、ブレスレットを作る際は、内寸+2cm前後を目安に作りましょう。プラスする長さは、使用するビーズの大きさによりますので、微調整をしながらつくることをおすすめします。
ゴムを選ぶ
ここでは、シリコンゴムでの作り方をメインにご紹介します。
オペロンゴムの場合は、糸通しの要領で繋いでいきます。針金等にゴムを通して2重にし、針金ごと石に通していきましょう。
シリコンゴムのサイズは、0.1mm刻みで用意されています。
6mm~8mm珠のパワーストーンなら0.8mm、10mm珠以上なら1.0mmのゴムを使用すると強度が保たれ、安心です。
しかし、シリコンゴムは結び目の始末が一番の難関となりますので、始末をする自信がないうちは、上記目安よりワンサイズ小さなゴムを用意するか、始末する石を一回り大きなもので用意するような工夫があってもいいでしょう。その石をポイントとして置けば、デザイン性にも優れたブレスレットとすることもできます。
石をゴムに通す
まずはじめに、ゴムの始末をする石を選びます。使用する石の中で、一番大きな穴のビーズを選び、そこから通し始めてください。同じ石の同じビーズでも、穴の大きさには個体差がありますので、はじめによく見て通し始めることがポイントです。
石の種類で言えば、水晶やローズクォーツ等の水晶系、オニキスやカーネリアン等のメノウ系など、硬度があり、素直な穴が開いているものが始末に適した石としておすすめです。
始末をするビーズが決まったら、ゴムを通し始めます。このとき、ビーズがバラバラにならないよう、クリップやセロハンテープ等で先端を留めておくと良いでしょう。
途中小さな穴につまずいたら、ゴムの先端を力をかけて伸ばし、一番細くなった箇所をハサミで切り、通しやすくしましょう。
ブレスレットの石をゴムで繋いだら、端と端をすきまを開けずに両手で持ち、定規で測ります。内寸が14cmなら16cm~16.5cmくらい、15cmなら17~17.5cmくらいになるよう調整します。
ゴムを結ぶ
ここからは実際のゴムの結び方です。コツを掴むまでに時間がかかるかもしれませんが、覚えてしまえば簡単で楽しい作業です。ぜひ何度か練習し、トライしてみてください。
それでははじめます。
1. 始末する石の横で、ゴムをクロスさせます。

2. かた結びをします。
3. きつくなるよう締めます。
4. ゴムの硬さを調節します。毎日手首を通すことを考慮し、多少遊びを持たせます。
5. 硬さが決まったら、緩まないよう押さえながら、もう一度かた結びします。
6. ゴムを締めます。
7. ゴムの結び目を、始末する穴に入る大きさまで結び目が小さくなるよう締めていきます。
結び目が溶けて見えなくなるほど小さくなるよう、少しずつ力を加えていきます。
8. 7の要領で、もう一度かた結びをします。
9. 結び目の近くを持ち、始末する穴に結び目を入れます。このときゴムが切れないように少しずつゴムを引き、入れていきます。
結び目が穴に入ったら、ゴムを少し引き戻し、ゴムを切ります。始末する石の半分くらいの長さ(8mm珠なら0.4mmくらい)を残して切ると、ほどけにくく安心です。
10. ゴムをブレスレットによくなじませて、できあがりです。
メンテナンスもお手軽に 
シリコンゴムは経年劣化していきますので、定期的にゴムの交換を心掛けましょう。
その際、ゴムの結び目に接着剤等を使用してしまうと、石にくっついて取れなくなりますので、なるべくかた結びのみで始末しておくことをおすすめします。
かた結びだけでも、体温等でゴムが溶け、石から外れなくなる場合があります。その際はペンチなどでゴムを持ち、少しずつ引き出してみましょう。
自分で石を選んでデザインしたブレスレットは格別なものです。慣れてくれば、ご家族やご友人などにプレゼントすることもできますね。
天然石は、浄化をすることで蘇り、また別の表情をみせてくれることもあります。以前買ったけれどももうつけなくなってしまった、というブレスレットなどがありましたら、少し石を足したり、並べ替えたりなどして、変化をつけるのもおすすめです。
地球が遥かな時間をかけて育んだ石を、様々なかたちで楽しんでみてくださいね。