パワーストーンアクセサリーには、ネックレスやブレスレット、指輪にピアス、身につけられない人には携帯電話のストラップやキーホルダーなどもありますが、そこに並んでいる石についてじっくりと眺めたことはありますか?
もちろん、願いを叶えたい、助けてください、と念じる時などにはじっと見つめたり握り締めたりするでしょうが、その石の数について考えたことはありますか?
そのアクセサリーについている石の総数、そして種類ごとの個数には実は理由がありました。
製作した人の考え方によっては、違うこともありますが、実は数によっても天然石の持つパワーの効果の表れ方が違うこともあるといいます。
宗教的な教えや古くから伝わる学問、日本古来の考え方や外国の数字に対する考えなど、さまざまな見地からパワーストーンアクセサリーの石の数について考えてみましょう。
自分でオリジナルのパワーストーンアクセサリーを作ってみようという場合にもとても参考になります。
パワーストーンの数と数字の吉凶
パワーストーンのアクセサリーの定番といえば、ブレスレット(数珠)やネックレス。ブレスレットは丸い天然石を数珠つなぎに並べてゴムなどを通したもので、シンプルなものから石に大きさの強弱や彫り物を施したタイプまであります。
そしてネックレスはさざれ石状のものや小さめ(5mm程度)の玉をやはり連ねたタイプのもの。
形や大きさに差こそあれ、どちらも石をいくつかつなげたタイプということになります。
中にはピアスや指輪もありますが、多くの人の愛用といえば上記のタイプ、さらによく見れば一粒だけあしらったペンダントタイプやステーションブレスレットというタイプのアクセサリーになっているパワーストーンものっていうのはかなり少ないのがわかります。
これはパワーストーンの力を重ねてつけることによってアップさせるという意味もありますが、もともと数珠から始まったパワーストーンブレスレットの名残とも考えられます。
現在では可愛らしいおしゃれなモノがたくさんありますし、ファッションとして身につけている人もいますが、せっかくのパワーストーンなのだからおしゃれプラスワンで幸運も一緒に引き出せたら言うことなしです。
しかし、中にはパワーストーンの効果を引き出せるようなアクセサリーになっていないものもあります。
もちろん「着けているだけで幸せな気分になっちゃう。」という場合にはそれでも構いませんが、中にはパワーを期待して買ったのになんだかしっくり来ないという風に首をかしげている人もいるのではないでしょうか。
これには、どうやらそのアクセサリーの石の個数が多少なりとも関係しているようです。
地球と自然のパワーを持っている天然石はやはりその効果を発揮しやすい条件があるらしく、多くの専門家もさまざまな研究をしています。
中でも石の個数によって効果が現れやすくなったりそうでなかったりという説は古来より伝わる宗教や思想によっても解明されています。
石の数の基準
良い数字のベースとなる考えはよく知られている古来より伝わる吉数で、有名なのは偶数は「分かれる(別れる)」から良くないとして結婚式のお祝いには使わない、というものです。
これに合わせて、姓名の画数や誕生日を占う時も使われています。
この考えによって天然石の数を縁起の良いものにしているアクセサリーは効果を引き出されやすいとされているのです。
良い数字はさらに日本だけでなく、古代中国から伝わる五行説(五行思想)という自然哲学やカバラ、またはカバラ数秘術という西洋に端を発するものまであります。
これらの思想でも数字の意味は大筋において重なる部分が多いため、すべての思想を総合した判断が主流となっています。
例えば「1」はスタート、リーダーシップ、行動力を示しており、姓名判断でも吉数のひとつです。諸説判断が分かれるのは「9」。
破壊と創造、強い理からの持ち主でありながらも波乱を感じる数字となっています。
このように奇数だから良い、偶数だから…ということだけでなくその数字に特別な意味をもつものもあります。
自分でパワーストーンを作るには
自分で作ったパワーストーンアクセサリーはそれだけでも想いが強く込められて効果が出そうな気がしますが、せっかくだから古代の思想や哲学を取り入れてさらにパワーアップしてみましょう。
一つ違うだけで運気が上がり下がりするのだとしたら、注意深く幸運な数字で個数を決めなくてはもったいないことです。
判断が難しい場合には、ひとつだけ簡単なヒントを。
それは、「素数」です。
ブレスレットやネックレスで一般に使われている個数程度ならば、その範囲の数字の素数はほとんどが良い意味合いを持っていると言われています。
割り切れない数として重宝されている素数を取り入れましょう。
姓名判断の結果は変えられませんが、パワーストーンの個数は簡単に変えられます。
お店で買ったものが良くない個数であっても、つなぎ直すなどの工夫で生まれ変わります。
パワーストーンのアクセサリーは古来の思想から考えられた縁起の良い数字を基本に作られています。ちょっとした工夫と知識で今あるアクセも自作のものもより高い効果を発揮させることも可能なのです。