パワーストーンのブレスレットやネックレスは、常に身に着けておくことが多いものです。
実際に肌身離さず身に付ける方がいいとされていますが、お風呂の時も身に着けるべきなのでしょうか。
お風呂でのパワーストーンとの付き合い方や、手入れの仕方をご紹介します。
入浴剤や水道水との相性が悪い
結論からいえば、水晶系など水との相性が良いパワーストーンであっても、アクセサリーとして作られているものは石以外にも付属品が必ずついているものですので、お風呂の時は外した方が無難です。
パワーストーンは天然の鉱物なので、入浴剤や水道水に含まれる塩素との相性がよくありません。
お風呂にはバスタイム専用のパワーストーンを置き、ブレスレット・指輪・ネックレスは外すのがベストな選択肢です。
お風呂のお湯には身体にたまった厄や邪気が滲み出しているという考えもあるので、パワーストーンが邪気を吸い取って力が弱まってしま可能性があると言われています。
塩でお湯を清めれば大丈夫との意見もありますが、塩分に弱いパワーストーンもあるので取り扱いには注意が必要です。
石に親しみ、愛情をもって接するとともに、正しい使い方とお手入れを続けることによって、効果的にお使いいただくことができます。
天然の鉱石であることを理解する
お風呂の中には、いろいろな人工物があふれています。
シャンプー、ボディーソープ、石鹸、水道水の塩素、入浴剤など、元々自然界になかったものばかりです。
全てオーガニックなものを使い、塩素を除去するための浄水器を使っていたとしても、シャンプーに含まれる成分に反応してしまうケースがあります。
お風呂で外す習慣がある人も、外した時に乾いた柔らかい布でパワーストーンを拭いてください。
油脂に弱いパワーストーンは多いので、皮脂や食べ物に含まれている油によって痛むことがあるからです。
◆ ゴムや石にほどこされた加工の劣化を防ぐ
石や使用されているパーツの美しい色合いや質感を楽しむためにも、お風呂ではパワーストーンを外した方がいいと言えます。
パワーストーンがちぎれる原因となるゴムの劣化も、お風呂で使い続けることによって速まります。
特に湯船に長時間付けてしまうと劣化のスピードが加速するので注意しましょう。
◆ 石を休ませてあげる
パワーストーンは、常に身につけて大切に使い続けることで効果が強まると言われていますが、石を休ませてあげる時間も必要です。
お風呂に入る時間に石を休ませてあげることで、パワーストーンの持つ自浄作用を高めましょう。
お風呂に入っている間に、セージやクラスターを使って浄化してもいいでしょう。
◆ お店やネット、本から情報を集める
パワーストーンのお手入れ方法については、インターネットや本、お店の人から情報を集めるようにすると良いでしょう。石にはそれぞれ特性があり、使用してはいけない場所や使用上の注意点も異なります。例えば、日光に当てた方がいいパワーストーンもあれば、そうでない石もあると言われています。原産国・採掘地によって石の扱い方が異なることもあるので、購入前に確認しておきましょう。
お湯がNGなパワーストーン
ターコイズ
お湯により色が変わりやすく、変色や劣化の原因になります。
ラピスラズリ
多孔質であるため、水やお湯を吸収しやすく、石自体の強度が低下することがあります。
アメジスト
熱に敏感な石で、お湯によって色が褪せたり、内部のクラックが拡大する可能性があります。
水に弱いパワーストーン
セレナイト:
水に溶けやすい性質を持っており、水に長時間浸すと表面が溶け出す可能性があります。
カルサイト:
多孔質であり、水を吸収しやすく、変色や割れの原因となります。
石とのコミュニケーション
日本には昔から物に心から宿るという考え方、八百万の神という文化があります。大切に使っているものほど心が宿る傾向が強いとされており、下駄や傘にまで心が宿ったという伝承が日本各地に残っています。
パワーストーンにも心が宿り、大事に扱うほど身につけている人の思いが石に伝わり、より親しみやすくなることがあるでしょう。
声に出さなくてもいいので、石にお願いごとを伝えると良いでしょう。
例えば、恋愛運を高めるローズクォーツに「素敵な恋人と出逢えますように」と願うと思いが叶いやすくなります。
日頃から石を定期的に休ませて、コミュニケーションを取るようにすると、願望成就力がぐんと高まるかもしれません。
同時に「いつも守ってくれてありがとう」という謙虚と感謝の気持ちで接するようにしてください。
身につけている側の温かい気持ちがあってこそ、パワーストーンとの意思疎通が図れるのです。
スピリチュアルなことにあまり関心がない人は、石とのコミュニケーションという考え方に抵抗があるでしょうから、パソコンや仕事道具を大切にするような感覚でお手入れするようにしてください。
まとめ
パワーストーンや天然石をお風呂に入れて使用しても大丈夫かどうかは、石の性質に大きく依存します。天然石の中には、お湯や水との相性が良くないものがあり、これらをお風呂で使用すると劣化や変色を招く可能性があります。たとえば、ターコイズやラピスラズリなどは、お湯に触れることで色が変わったり、石自体が弱くなることがあるため、お風呂での使用は避けるべきです。また、アメジストも熱に敏感なため、お湯に浸すことで色が薄くなる恐れがあります。
一方で、水晶やアクアマリンなどはお湯や水に比較的強い石です。短時間であれば、お風呂での使用に問題はありませんが、長時間の浸水は石にダメージを与える可能性があるため注意が必要です。特に、浄化目的で水を使う場合は、流水で短時間の浄化を行うのが推奨されます。
総じて、パワーストーンや天然石をお風呂に入れる際には、石の特性をよく理解し、適切なケアを行うことが重要です。お風呂に浸ける前に、各石の耐久性を確認し、必要に応じて別の浄化方法を選択することで、石のエネルギーを保ちながら長く使い続けることができます。