五穀豊穣を願う「Pahua Haiau/パーフア ヘイアウ)」/オアフ島のパワースポット


Pahua Heiau (パーフア ヘイアウ)

この、14世紀頃に建設された小さなヘイアウ、Pahua Haiau(パーフア ヘイアウ) は、オアフ島の東部、Hawaii Kai(ハワイカイ)というのんびりとした閑静な住宅街の中に在ります。近くには、もちろん住宅と、その住民たちの憩いの公園、Kamiloiki Community Park が有り、この公園の西に、Pahua Haiau(パーフア ヘイアウ)は、あります。

このヘイアウでは農耕の神が祀られており、当時の人々はこの地で、五穀豊穣を祈願して、祭事が行われました。あまりにもローカルの生活に、ひっそりと佇んでいるヘイアウなので、見過ごしてしまいそうです。

見た目には少し、ただの石段?のような印象ですが、立派に入り口には、正真正銘の遺跡であるというサインが有ります。ただ、『KAPU(カプ)』=禁止!のサインがある時は、このサインから奥へは立ち入らないようにしましょう。ヘイアウにこの文字があれば、王族とカフナ以外は『立ち入り禁止!』という事なので、気をつけましょう。

ヘイアウ(Haiau)について

ヘイアウ(Heiau)とは、以前にもご説明したように、

古代ハワイアンたちにとって、ヘイアウは神に祈りを捧げる神殿のような聖域でした。

主に岩を並べたり積み上げたりした上に、木造の神殿で建設されました。神殿ですので、いろいろな行事が行われ、その場所々々によって、行事の方向性が異なっていたようです。

マナ(Mana)が宿り、パワーに溢れた場所と信じられており、ハワイアンたちにとって、神聖な場所であり、ハワイ王族やカフナしか立ち入ることの許されない場所でもありました。そんな位の高い人々だけが許されていたヘイアウは、やはり何か神秘的な大気が流れていたりしたのでしょう。そんな神々しさも相まって、特別に景色が良かったり、癒やされたり、避暑の為に環境が良かったりと、独り占めしたくなるほど、神々しい場所であったのかもしれません。

パワースポットにある”ハワイ語”のKapu(カプ)のサインについて

Kapu(カプ、タブー)のサインは、禁忌と言う意味ですので、立入禁止です。
以前にもご説明させていただきましたが、古代ハワイアンたちにとって、ヘイアウ(Heiau)は神に祈りを捧げる神殿のような聖域でした。

主に岩を並べたり積み上げたりした上に、木造の神殿で建設されました。神殿ですので、いろいろな行事が行われ、その場所々々によって、行事の方向性が異なっていたようです。

Kapu(カプ)とは、ハワイ王族とカフナ(地位の高い僧侶)達が作った法律のようなもので、ハワイアンの人たちにとっては、あらゆる禁止事項が社会秩序とされ、守らなくてはならない厳しいルールでした。

Kapu(カプ、タブー)禁忌を破った平民達は、厳しく罰せられました。以前ご紹介させていただきました、ハワイ島ビッグアイランド(Big Island)のパワースポット、『Pu’uhonua o Honaunau(プウホヌア・オ・ホナウナウ)』は、Kapu(カプ、タブー)を破った平民たちの「避難場所」でした。「プウホヌア」とはハワイ語で「避難所・聖域・逃れの地」という意味だそうで、カプ(タブー)禁忌を破った、古代ハワイアン達が逃れてくる「避難場所」であったと言われています。

カメハメハ大王が、ハワイ王国を統一した後、カメハメハⅡ世(LihoLiho)がKapu(カプ)を廃止し、ヘイアウは使用されなくなりました。それによって、それまで続けられていた、ヘイアウに生贄を捧げる習慣や、厳しい階級制度なども緩和されたようです。ヘイアウはその後、再現されたり、保護されたりと、数多く残されていますが、今もハワイアンの方々にとって、やはり神聖な場所であるという認識は変わりません。ヘイアウを訪れるときには、敬意を払って訪れるようにしましょう。このサインがある時は、中にはいらないように注意して下さい。(場所によっては、メンテナンスなどで一時的に立ててある場合もあります)

Pahua Heiau (パーフアヘイアウ)の場所

場所は、7142 Makahuena Pl, Honolulu, HI 96825

ワイキキから車で約40分ほど。H1のフリーウェイ(Kalanianaole Hyw)を東に走り、Koko head(ココヘッド)ショッピングセンターを左手に見ながら、Lunalilo Home Rd.(ルナリロ ホームロード)を左に曲がり、山の方に向かいます。そのうちに、Kamiloiki Community Park(カミロイキ コミュニティ パーク)公園が見えてきます。公園の一角には、Kamiloiki Hockey Rinkという、子どもたちがスケートボードを楽しめるリンクがあるのですぐにわかります。その角、Hawaiikai Dr(ハワイカイドライブ)を左に入り住宅街の進みますと、見えてきます。

The Busだと、2番、13番、19番、20番、42番など。

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