深く澄んだ青色が美しく、見ているだけで心を落ち着かせてくれるカイヤナイト。宇宙や地球を思わせる青色を持つカイヤナイトとは、一体どんなパワーストーンなのでしょうか？
藍色が美しいカイヤナイト
カイヤナイトは美しい藍色をした石であり、名前もギリシャ語の「kyanos（暗い青色）」に由来します。和名は「藍晶石」といい、この青色は鉱物に含まれる鉄分とチタンによるもので、ブルーサファイアと見間違えられることもあります。宝石のように透き通ったものもありますが、パワーストーンとして手に入るものの多くは、氷のような繊維がひとつの方向へ伸びている様子をはっきりと見ることができます。この結晶に対してどの角度から力や衝撃を与えるかで硬度が変化するため、「ニ硬石（ディスシーン Disthene）」という名前も持っています。結晶が伸びているのと同じ方向では硬度は4であり、ナイフで傷がつくほどの柔らかさですが、結晶に対して直角の場合は硬度が7となり、格段に強度が増します。この性質により、カイヤナイトは加工が難しく、表面に擦り傷や内部にひび割れ（クラック）があるように見えることもよくあるため、シンプルなカットで流通されることが多い石です。青色が主流ですが、緑色や灰色のものも産出されています。
カイヤナイトの効果
カイヤナイトの波動はインスピレーションに強く働きかけ、冷静さや直観力、判断力を高めてくれると言われています。固定観念にとらわれた考え方が良い方向へ変化することで、今まであなたを悩ませてきた過去のトラウマや疲れが癒やされて行くことでしょう。カイヤナイトを持つと、不安や悩みでモヤモヤしていた視界がクリアになるのを体感できるかもしれません。特にカイヤナイトには持ち主に自発性が芽生えるよう働きかけるパワーがあり、自分の意志で行動できるようになると言われています。他人からの評価を気にしすぎたり、優柔不断になりがちな方など、決断力を欲する方におすすめです。過去のしがらみや不要な縁を断ち切る効果があるとも言われているので、自立を志す方もカイヤナイトを身につけると良いでしょう。
インスピレーションや才能を刺激する石
また、直観力や判断力だけでなく創造力、洞察力、表現力といった潜在能力の開花も促してくれると言われています。芸術関係や建築家、デザイナー、企画開発といったクリエイティブな仕事に就いている人は豊かな発想と表現ができるようになるでしょう。思考力や洞察力の高まりは、研究者や専門職のような探究心を必要とする仕事をする人の手助けになってくれます。カイヤナイトは、心を呪縛から解放してポジティブな気持ちにし、新たな能力を得た新しい自分として前へ踏み出すことができるパワーストーンなのです。
浄化方法と持つ際のポイント
流水にさらしたり日光浴をさせたりすることもできますが、水や太陽の光を長時間浴びると退色してしまうことがあるため、水晶クラスターや月光浴、セージなどでの浄化がおすすめです。
持つ際のポイントとしては、カイヤナイトは首より上の第5・6・7チャクラに対応しているため、ネックレスやイヤリングとして身に着けると、チャクラへの働きかけが期待できると言われています。もちろんブレスレットなどの他のアクセサリーでも良いですし、袋に入れて持ち歩いたり、部屋に置いたりしても効果があると言われています。ただし傷が付きやすく、衝撃ですぐに割れてしまうこともあるので、取り扱いは丁寧に行いましょう。
澄んだエネルギーはヒーリングにも
カイヤナイトは肉体的、精神的ともに、過去から続いている疲れがたまってしまっている人におすすめの石です。過去があってこそ今の自分があるのも確かですが、過去にとらわれていては前に進むことはできません。心を癒やし、前向きな気持ちで新しいステージへ進もうとしている人を応援してくれるでしょう。
