マイナスのエネルギーを受けると、パワーストーンは本来持っている効果が発揮できないと言われています。しかし、定期的な浄化を行うにはどのような方法が必要なのでしょうか?
また、強力な浄化作用がある方法についてご紹介します。
パワーストーンの浄化
パワーストーンは様々な人のエネルギーの影響を受けることから、ネガティブなパワーを持っている可能性があります。そこで、石本来の働きを取り戻す方法として、浄化を行いリセットするのです。特に、お店に置いてあるものは多くの人の手に触れることから、元の状態にするために必ず実践しましょう。
パワーストーンは、「初めて手にした」「疲れている」「ネガティブな気持ちに触れた」と言う時、浄化が必要です。本来の効力が発揮できない状態ですから、マイナスな状態をリセットしてあげましょう。
初めて手にした時
パワーストーンの石は、世界各国で採掘している人がいます。また、研磨作業や加工を行う時も人の手に触れてから、消費者の元に届きます。多くの人に触れたパワーストーンは、様々なエネルギーが影響することから、ネガティブなエネルギーを吸収していることもあります。
そのため、購入したばかりの状態では、石のエネルギーをフラットにする必要があるのです。
石は浄化するとニュートラルな状態になるため、新しい持ち主とも同調しやすくなり、親密度も上がりやすくなります。だからこそ、石を育てる前に他の人からの影響をリセットしてあげましょう。
疲れている時
パワーストーンは、日々に身に付けているとネガティブなエネルギーを吸収してしまいます。持ち主が持つ邪気だけでなく、周囲のネガティブなパワーに影響を受けます。
石は本人が気付かないところで悪いことから身を守る役割を果たしているため、使い続けているうちに疲れてしまうことがあるのです。
毎日休ませてあげると石は本来の力を発揮します。手軽にリセットできる方法として、水晶のクラスターやさざれを石のベッドにする方法。寝る前や帰宅した時に休ませてあげると良いでしょう。
ネガティブな気持ちに触れた時
不快な印象を受けた場所に行ったり、嫌な人に会ったりした時、ネガティブな気持ちになってしまうことがあります。このような時、パワーストーンはマイナスのエネルギーを吸収してしまうと考えられています。
また、他人に石を触られたりストレスを受けたりした時も、浄化は必要な工程です。持ち主は、弱ってしまったパワーストーンから負のパワーをリセットし、本来の状態に戻してあげましょう。
塩水でパワーストーンを浄化する方法
石を浄化する必要が出てきた時は、塩水を使ってリセットする方法を利用すると良いでしょう。この方法は、どの石にも対応できるわけではなく、水に弱い石は避けるべきです。
塩による浄化はかなり強力な作用はあると言われていますが、石によって向き・不向きもあるため注意が必要です。あくまでも強烈にネガティブなパワーを受けた時のみ利用しましょう。
水や塩分に強いパワーストーンは、一晩塩水に漬けておくことで浄化が完了します。そして、リセットした後は使用する前に良く洗い流しましょう。
水を嫌うパワーストーンを塩で浄化
水を嫌うパワーストーンは、自然塩を敷き詰めた容器の上に置き、一晩寝かせる浄化が効果的と言われています。石をより浄化したい場合は、粗塩の中にパワーストーンを直接埋め込むのが良いでしょう。
数時間程度放置した後、洗い流して水分を拭き取ります。もし塩分に弱い石を浄化するなら、布などにくるんだ上で塩を利用すれば、傷ついたり変色したりせずに強力な浄化ができます。
パワーストーンを使用した塩は、盛り塩と同様に料理などで再利用はせず、定期的に水道水で流して処分します。毎回取り替える必要は無く、1ヶ月に1回や半月に1回など取り替えれば効果は持続すると考えられています。
- 浄化の手順:
- 準備した塩水にパワーストーンを浸けます。浸す時間は30分〜数時間程度が目安ですが、石によっては1日浸しても問題ない場合もあります。
- 浄化が終わったら、清潔な水で塩をしっかり洗い流します。その後、柔らかい布で水気を拭き取りましょう。
- 太陽や月光に当てると、石に再びエネルギーをチャージすることができます。
チャージ効果
塩水での浄化は、石に溜まったネガティブなエネルギーを取り除き、新たなエネルギーをチャージする効果があります。塩水は自然の浄化作用を持つため、石がもつ本来の力を取り戻し、パワーストーンの持つエネルギーが強化されると言われています。特に浄化を頻繁に行うことで、石が持つ効果を長く持続させることが可能です。
塩に弱いパワーストーンの種類
次に紹介するパワーストーンは塩分に弱いため、直接塩に触れないようにすると良いでしょう。
・アズライト
・オパール
・スギライト
・ターコイズ
・ラピスラズリ
・インカローズ
・パール
・ヘマタイト
パワーストーンを手に入れたら、それに適した浄化方法を必ず調べておくこと。もし石が塩分に弱いかわからなければ、少量の塩を直接付け、嫌がっているような感じがしたら避けます。石は個体差もあるため、塩分に強いと言われるものであっても、一度テストすることをおすすめします。
塩水浄化はできるだけ避けたほうが良い理由
パワーストーンの浄化は、強力さを求めるなら粗塩を利用すれば十分であり、わざわざ塩水にする必要はありません。石によっては外側を覆う膜が剥がれ、パワーの出方に違いが出てしまう可能性があります。特に外側に光沢がある石は剥がれやすく、石のパワーにムラが出てしまうことになるので注意しましょう。
もし塩水で石が曇ったりシミなどが残ったりした場合は、今までの状態を維持したまま落とすことはできません。外側をもう一度研磨しなおす方法しかなく、結果として石が持っていたはずのパワーの出方が変わってしまいます。
塩によるパワーストーンの浄化は、どの石でも適しているわけではないので注意が必要です。不安な場合は、水晶や植物を使った浄化方法を利用しましょう。"
塩水浄化が難しい天然石に代替の浄化方法
1. クラスター(水晶)浄化
- 方法: 水晶クラスターやアメジストドームの上に石を置く。
- 効果: クラスターの持つエネルギーが石の浄化と再活性化を助けます。
- 適している石: ターコイズ、ラピスラズリ、オパールなど。
2. 月光浴
- 方法: 満月や新月の夜に、月光が当たる場所に石を置く。
- 効果: 月光の柔らかいエネルギーで石をリフレッシュします。
- 適している石: ムーンストーン、アメジスト、アクアマリンなど。
3. ホワイトセージの煙
- 方法: ホワイトセージを焚いて、その煙を石に当てる。
- 効果: 煙が邪気を払い、石を清めます。
- 適している石: ルチルクォーツ、ローズクォーツ、モルガナイトなど。
4. 音の浄化
- 方法: チベタンベルやシンギングボウルを鳴らし、その振動音を石に当てる。
- 効果: 音波が石のエネルギーを調整し、浄化効果を発揮します。
- 適している石: カルサイト、セレナイト、スモーキークォーツなど。
まとめ
塩水を使ったパワーストーンの浄化は、石のネガティブなエネルギーを取り除く効果的な方法です。しかし、ターコイズやラピスラズリ、オパールなどの塩水に弱い石には注意が必要です。これらの石に対しては、代替の浄化方法として、水晶クラスターやアメジストドームを使う「クラスター浄化」、満月や新月の光にさらす「月光浴」、ホワイトセージの煙を使う「煙浄化」、シンギングボウルなどの音を利用する「音の浄化」があります。これらの方法で、塩水が使えない石も安全に浄化・チャージが可能です。