Kunawai Springs (クナワイの泉)とは
伝説の泉、Kunawai Springs (クナワイの泉)は、オアフ島ホノルルの、ダウンタウンに近い“Liliha(リリハ)”という場所にあります。“リリハ・ベーカリー(本店)”のある場所、といった方が馴染みがあるかもしれません。
ワイキキからスムースにいって車で30分ほどの所にあります。
病気の治療に効果があるといわれている泉で、やはりハワイアンの王族や位の高いカフナしか立ち入ることの出来なかった場所のようです。
当時はこの湖や泉の水底の湧き水や泥を使って、病気を治療していたようですが、1960年にはその水底も地域開発のためにコンクリートで埋められてしまって、泥は見えません。
6つの泉があったようですが、今はKunawai Springs (クナワイの泉)だけが残されたようです。
19世紀末頃までは、その目的で、ヒーリングセンターとして利用されていたそうです。
湖面は、そよ風が吹くと、小さなさざなみが現れ、いかにも心が洗われ、癒やされる風景です。水は本当に澄んでいて、透き通るような透明度です。
周りは静かな住宅街なのですが、この周辺だけなぜだか空気が違います。
少しスローに流れる風達が心地よく、優しい大気を運んできてくれます。
この周辺はヌウアヌ(ハワイ語で涼しい高台という意味)と呼ばれるエリアですが、雨が多く、緑が豊かなエリアです。
公園も多く、St.Francis Medical Centerなどの病院や、Higashi Hongwanji Missionなどの寺院やHawaii Baptist Academyなどの学校、Oahu Cemetary&Crematory などの墓地、Health CenterやCare Center、Queen Emaのサマーパレス などなど、お分かりのように、人々にとって、癒しを目的とした施設や保養地が、点々と集合している『聖地』です。
ワオラニ・ストリーム(Waolani Streem)という小川が近くに流れていて、きっとそういった癒しの為の施設は、こういった土壌や大気のエネルギーが溢れているので、ハワイアン達は何か感じるものが有り、この周辺に保養地などを設けたのでしょう…..。
この泉の水は、病気を癒す効能があると昔から言い伝えられているそうです。
やけどが治ったとか、皮膚がきれいになったとか….。
何と!抜け毛(?)にも効果があるのだとか。この聖水を是非試してみたいです!
Kunawai Springs(クナワイの泉)の神話
ハワイの神話の神々で、天上の神と呼ばれるワーケアとその従事者が住んでいたと言われる、伝説の聖地Waolani(ワオラニ)渓谷。
ハワイ語でWaoは”領域”、Laniは”天国”を意味するそうで、神々が選んだ領域なのでしょう。
まさに聖域なんですね。
その麓に位置する所にこのKunawai Springs (クナワイの泉)はあります。
この聖地に入れるのは王族のみだったんですね。
このWaolani(ワオラニ)で育った、カハナイアケアクア(Ka-hanai-a-ke-akua)は、ヒナウェララニと戦いの神クーとの間に生まれた一番上の男の子ですが、『カハナイアケアクア』とは、ハワイ語で神に育てられる者という意味だそうです。
何だか神々しいですね。
そのカハナイアケアクア(Ka-hanai-a-ke-akua)が、この伝説の泉と言われるKunawai Springs (クナワイの泉)で子供の頃遊んでいたのだそうです。
カハナイアケアクア(Ka-hanai-a-ke-akua)だけの沐浴場だったそうで、ここにはあのKapu(カプ)が指定され、誰一人足を踏み入れてはならない聖地だったそうです。
「神に育てられる者」だけが水浴びした泉…。すごく興味ありますね。
でももう今は誰でもこの泉に立ち入れます。考えてみると、ありがたいことです。
皮膚病や抜け毛に効く湧き水?考えてみると、カハナイアケアクア(Ka-hanai-a-ke-akua)は、幼少期、かなりのエネルギーとパワーを、この湧き水や泥水から授かっていたんでしょうね。
成人してから彼は違う島に移ったそうですが、かなりスピリッチュアルな場所であることは間違いないですね…。
◆ Kaneana Cave (カーネアナ洞窟)行き方・場所
Kunawai Springs(クナワイの泉)はクワナイの泉公園にあります。
ワイキキからは、H1ハイウェイを西に行き、22番EXITを出て98号線に入り、りりはストリートを右折したら、4番目のブロック、クワナイ・レーンを左折すると、左店小さな泉のある公園が見えます。
Kunawai Springs Urban Park
住所: 650 Kunawai Ln. Honolulu, HI 96817