パワーストーンの使い方は千差万別。アクセサリーとしておしゃれに身に着けたり、願いを込めてオリジナルを作る場合も多いですね。
今回は、ストーンヒーリングに最適なパワーストーンの使い方をご紹介します。
ヒーリングが行われるしくみ
この世のすべては、エネルギーでできているといわれています。気づかずにいたエネルギーの滞りやくすみを、ストーンのエネルギーを借りて修正していくのが、ストーンヒーリングのしくみです。
一般的なやり方は、「悩みがある=滞りがある」と仮定し、その悩みに効果があるとされている石を、その石のカラーが対応しているチャクラの中心に置き、石のエネルギーを取り込む、というものです。
どんな人でも、大小にかかわらず、生きてきた上での心のクセや心の痛み、常識などによるブロックがあります。
その人らしさ、本来持つ魅力を発揮することが、人生の発展の何よりの近道ですが、心にブロックや恐れがある場合、なかなか本来のパワーを発揮することができません。
今までこんな風にダメだったから、次もこれからもきっとダメだろう、という過去の経験からくる予測や、傷つかないように組み立てざるを得なかった思い込みがある場合、心にある望みが思い通りに叶うことは難しくなってしまう可能性があります。
その思い込みを取り除き、本来のパワーや性質の下で生きることができるようにするのが、ストーンをはじめとするエネルギーヒーリングの概念です。
お金の悩みには
たとえば、お金に関しての悩みが尽きない、金運をあげたいといった場合、金運や豊かさを象徴するのは黄色のストーンを、対応する第三チャクラ、胃の辺りに置いて、ストーンと同調するように深呼吸を繰り返しながら、エネルギーを取り込みます。
黄色の石は、シトリンやタイガーアイ、アンバー、アラゴナイトなどが思い浮かべられるかと思います。
石の選び方は、オーリングやペンデュラムなどでご自身に聞いても良いですし、胃の辺りに置くことを考えて、体に優しそうなシトリンやアンバーがいいかな、と決めても良いでしょう。
ヒーリングに使う石の選び方
ストーンヒーリングを行う際に大切なのは、石の意味だけで考えすぎずに選ぶことです。
金運にはタイガーアイが絶対だから、という決め方よりも、きれいだなあ、この石が好きだなあ、と思う石を選ぶことを心がけましょう。
逆に、この石は強いからわたしにはダメ、と決めつけることもおすすめしません。
普段は身に着けたり選んだりしないけれど、すごく気になるし、持ってみたい、と思うなら、心に従いましょう。
アクセサリーを選ぶときと、ヒーリングの石を選ぶときの大きな違いは、「ずっと身につけていたいもの」ではなく、「そのときに必要なもの」であることです。
ヒーリングの場合、必要なエネルギーの補充が終わったら、まったく必要がなくなるもの、なんでこれを選んだんだろう?と不思議になるものもあるでしょう。
潜在意識は正直ですので、必要なときにはすごく気になるけれど、用が済んだら何の興味もなくなることがあります。
ですので、ヒーリングが目的の場合、高価なものでなくとも、たとえば石をひとつぶバラで持つ、アクセサリーの組み換えが可能のお店なら、必要な分だけ組み替えながら使う、などの工夫をすることで、今自分にいちばんぴったりな石でのヒーリングが可能になるでしょう。
願望成就、恋愛など、前に進みたいとき
恋愛をはじめとする現状打破に関してのお悩みの場合、現状や相手を何とかしなくては、という方に心が向きがちですが、自分自身の中にある傷や思い込みを癒すことで、前に進める、好転する、といった状況を迎えることができる場合があります。
恋愛成就に効果的とされているパワーストーンの代表的なカラーは、ピンク系の石です。
ピンクには、ローズクォーツやモルガナイトなどの淡く美しいピンクや、インカローズやルビーなどの赤に近いピンクなどがあります。
ピンク系の石の代表的な作用としては、愛や癒しをもたらすといわれており、淡いピンクはハートを司る第4チャクラ、赤は生命の源である第1チャクラに相当します。
初めて石を持つ方が、淡く美しいピンクに心が向きがちな理由は、心を癒し、心を開放することにあります。
インカローズやルビーなどの赤系の石が司る第一チャクラは、女性性の解放や癒しをサポートするチャクラです。
過去の失恋や、女性であることの悲しみや悔しさ、そう難しいものではなくとも、女性だからできなかったスポーツ、就けなかった職業などがある場合にも、うっすらとしたブロックが募っていることがあります。
また、急速な悲しみがあった場合にも、悲しみを乗り越えて体を生かしておこうとしてくれる第一チャクラが疲弊することがあります。
特別に傷ついた過去がない、という人でも、物事がうまくいかないように感じる場合、気づかないストレスやブロックがある可能性がありますので、たまにリフレッシュするような感覚で、ヒーリングをしてあげると良いかもしれません。
対人関係や表現力、トラウマの開放には
水色が対応する喉もとの第5チャクラは、人とのコミュニケーションや表現力を助けるスポットですが、同時にトラウマ開放のチャクラでもあります。
アレルギーや花粉症がある場合にも、長期的に水色のストーンに触れることで、助けになってくれる可能性があります。
どんな石でもそうですが、水色の石がきれいに見えたり気になるようなときは、なるべくすぐに身につけてあげるといいでしょう。
気づかない滞りが解消され、心身ともにリフレッシュされた、クリアさが体感できるかもしれません。
ヒーリングに使用した石は?
ヒーリングに使用した石は、なるべくその都度浄化してあげましょう。
セージで浄化したり、水で軽く流した後水分をふき取り、1~2時間太陽の光にかざしてあげると、たいていのエネルギーはきれいになります。
アクセサリーとして身につける石で、見た目も大切に保ちたい石の場合は、水晶クラスターなどに丸1日以上置いてください。
浄化を頻繁に行っても、明らかに石の生命力がなくなってきた場合は、感謝をこめて処分をしましょう。
石のエネルギーと繋がり、ヒーリングを行うことは、大自然と繋がり、パワーをいただくことでもあります。
目に見えないエネルギーの存在を否定せずに受け取ることで、豊かな可能性を広げてみてくださいね。